2025年5月フィンランド旅行記 コトカのスニラ編

フィンランド旅行
スニラのカントラ

インケロイネンから地域列車に乗り約20分後キュンミンリンナの無人駅で降りました。タクシー乗り場に行くと…。黒いワンボックスカーが待っていてくれました。パイミオのサナトリウムのときのタクシーと同じ車種だったと思います。電話で話した内容が伝わったのと13時30分からのスニラのガイドツアーに間に合うという安心感でホッとしました。

電話で事前に金額を聞いていたのでさらに安心。片道約20ユーロくらいでした。歩いたら1時間はあります。

12時40分にキュンミンリンナの駅からタクシーに乗り13時前にスニラのカントラ(元製紙工場の工場長の住宅)に到着。帰りも迎えに来てくれるとのことになりました。やったー!(ちなみに往復で50€チップは迎えに来てくれることもあり10€にしました。)

スニラの製紙工場は、今も稼働していて、アアルトがこの地域の設計をしました。工場は、サポート的に設計し、技術者や工場従業員の共同住宅は、アアルトが主導でデザインしたとか。私のアアルトのバイブル本に書いてありました。

【広告】私のバイブルです!今も(中古で)売っているようなので気になる方はゲットしてみてください

建築ガイドブック アルヴァ・アアルト

中古価格
¥5,690から
(2025/5/24 08:31時点)

 

カントラの湖側

自然豊かで素晴らしい景観の中の豪邸です。カントラは、会議や宿泊などに利用されていてこの日は予約が入っているので内覧は出来ませんでした。次回来ようと思います。サウナ利用もいいかも。

サウナに続く柵もオシャレ
スニラの製紙工場

従業員に配慮して製紙工場から近いところは、工場長宅のカントラ、作業員の住宅は、工場からいちばん遠いところだったので関心しました。

工場長のサウナ

13時30分少し前、歩いてガイドさんがカントラ前にきました。長身細身の男性です。

スニラや建物について英語で説明開始。

去年のイベントの時のパンフレット

こちらは「Sunilan Aalto-kodit 2024」のマップで、フィンランド・コトカ市のスニラ地区にある建築家アルヴァ・アアルトによる住宅群とその周辺施設の案内図です。以下に内容を日本語に翻訳しました。

タイトル

スニラ Aalto住宅 2024

凡例

🟧:建物(見学可能な住宅) 🟨:アアルト設計事務所によるその他の建物 🟥:サービス 🔵:駐車場

案内施設・サービス

Lipunmyynti:チケット販売 Alvariska:インフォセンター Ruokapiste:フードスタンド Näyttely:展示 WC:トイレ

地図上の番号付きポイントと説明

Urheilukentällä paikoitus, liput, rannekkeet ja info  運動場の駐車場、チケット、リストバンド、案内所 Mainospilari (1997)  広告塔(1997年) Karhu, Päivölä (1939)  4つの見学可能な住宅 Ekan lämpökeskus (1938)  歴史的建物 Harjula (1939)  見学可能な住宅 Kivelä (1939)  見学可能な住宅 Kontio (1939)  見学可能な住宅 Runkola (1953-54)  見学可能な住宅 Juurla (1953-54)  見学可能な住宅 Kuusela (1947)  見学可能な住宅 + 展示「Vintillä」 Honkala (1937)  見学可能な住宅 Mäntylä (1937)  見学可能な住宅 Sauna ja pesula (1937)  サウナと洗濯場(1937年) Mäkelä (1937)  2つの見学可能な住宅 Lämpökeskus (1937)  暖房センター Kantola (1937)  見学可能な住宅 + 「Sunila Biennale」展示 Sauna (1937)  サウナ Rantala (1937)  2つの見学可能な住宅 Rantalan jääkellari (1937)  ランタラの氷室 Sunilan tehdas (1937)  スニラ工場 Sunilan pirtti(アアルトが改築, 1939年)  スニラの家(改築された建物) Puistola (1938)  住宅(1938年)

その他

Etäkohteet 2.2km:郊外の見学地(2.2km) 地図制作者:Kari Latinen 2023 注記:地図はイメージであり、アート的表現が含まれます。

 

昨年パイミオのサナトリウムに行った際スニラのイベントのパンフレットを発見し、もらって旅行の参考にしていました。その時のブログがこちら↓

2024年6月フィンランド旅 パイミオサナトリウム編

パンフレット表紙側

 

パンフレット裏側

歩きながらガイドさんが説明してくれました。

スニラの広告塔

カントラ入口

ウニッコのペイントされたボート

1時間なので急ぎ足でまわります。

従業員の共同住宅

スーパーバイザーの共同住宅やエンジニアの共同住宅と外観を観てまわりました。

外壁塗装中

ひとつのお部屋の内部を見せていただきました。

センスのいい家具やインテリア

エルデコを見ているみたいな美しい部屋。アアルトのオリジナル部分が多くうらやましかったです。

アイノアアルトグラスやスツールなど

インテリアに信念を持っている感じがして生活感がなく、映画のセットのようです。こんなお部屋に住んでみたいと思いました。

洗面は、シャワーのみ

ガラスブロックの光が柔らかい。

このあとエンジニアの共同住宅、作業員の共同住宅と続きました。説明を聞きながら写真を撮っているので内容と写真に違いがある場合がございます。

この共同住宅に暮らす人のためにグランドや公園もあります。

入居者がいない部屋

ほぼワンルームのお部屋を見せて貰いました。家賃を聞いたところ日本円で6万円弱くらいです。付帯設備や敷金など不明ですがリーズナブルにも感じました。ちなみに購入だと500万円くらいリフォームは、自己負担みたいです。アアルトの建物に住めるならお安いのでしょうか?躯体他は、オリジナルからリノベーションされています。

共同住宅

作業員の共同住宅?

一部屋お住まいのところを見せていただきました。入居者さんが在宅のため写真は撮っていません。(ガイドツアー予約時のお約束)

昔の規格でバスルームがないため二戸の壁を抜いて一戸にリフォームしていました。室内は、びっくりするほど整ったインテリアで完璧でした。見せていただきありがとうございました。

ガイドさんより共同住宅の規格は4.5m角を一つのユニットとして構成されていました。生産性を考慮したモジュールの考え方などさすがアアルトです。

約1時間のガイドツアーは、終わりガイドさんは、先ほど迎えに来てくれたタクシーの運転手さんに電話してくれました。

いつか夏のイベントに参加したいです。ガイドさんをはじめ、見学させてくださった入居者のご夫婦、コトカンタクシーさんありがとうございました。

帰りは、Karhulaカルフラからonnibusオンニバスでヘルシンキに帰りました。バスの時間まで少しあったのでカフェで休みなさいと運転手さんから言われたので休憩。

カルフラのカフェ

クロワッサンとオレンジジュースをいただきました

この場所の地名の由来を運転手さんが熊の手のような地形だと言っていました。なるほどフィンランド語で熊は、カルフだからかなぁ?

無事オンニバスに乗りヘルシンキに戻りました。お読みいただきありがとうございました。

スニラのカントラ

住所 Sunila Kotoka kantorakatu5

Visit Alvaraalto

詳しい情報はホームページをご覧ください。

次回は、アアルトの町アラヤルヴィ編です。

 

このエラーメッセージは WordPress の管理者にだけ表示されます

エラー: フィードが見つかりません。

アカウントを接続するには、Instagram Feed の設定ページに移動してください。

コメント